私はこれまで、文章を書く時、ポイントを上手に伝えられていると思っていました。
正直、上手にポイントを述べるには、
「なるべく文章を短く区切っておけばいい」というような考えであったのです。
しかし、その考え方では、伝わる文章が書けていません。
伝わる文章には、しっかり文章作成の原則が守られているのです。
じゃあ、その原則というものは一体何なんだ?という悩みと、
文章作成に時間をかけてしまうことに頭を抱えていました。
「どうやって書けばいいんだよ!」
「あー、時間無駄にした〜」
そんな負の感情を抱くことは、多々ありました。
そんな状態でもあったため、
ある時から、文章に関する勉強をもっとしなくては!という強い思いを持ち始めました。
既知から未知
文章で書く上で、意識することは、これです。
「文章は、既知から未知で書く」ということです。
この既知から未知という使い方を実践するだけで、
書き手や読み手の負担を減らす効果を感じられ、ぐっと文章が分かりやすくなります。
決して、巧みな技術でないため、
誰でも実践すれば有効的に使えることに驚きました。
3つの効果
既知から未知とは、前の文の後半情報を、次の文頭に使うことです。
次の文頭に使うことで、次々に文章がつながっていくイメージです。
なぜ、既知から未知を使うことが良いのかと言うと、
3つの効果が期待できるからです。
- 文章が容易に理解できるようになる。
- 論理的に構成できる
- 文章が速く書ける
これらの効果を順に説明していきます。
文章が容易に理解できる
既知から未知で文章を構成していけば、
前後の文の接続が非常に良いため、理解しやすくなります。
すでに聞いた文章(既知)が文頭にあると、何の話であるか情報処理が容易になります。
また、次に何の話が来るか予測しやすくなるメリットがあるのです。
論理的に構成できる
既知から未知を使えば、
「急に話が方向転換してしまう」ということがまずなくなります。
A→B B→C C→D D→E E→F
のような説明になるため、文章が論理的になります。
文章の結びつきが良くなります。
前の既知情報を次の文の文頭に書くことを繰り返せばいいのです。
文章が速く書ける
2つの説明からわかるように、
既知から未知を使うことで、文章が速く書けるようになります。
文章が速く書けるとは、考える時間を減らすことで実現できますよね。
最初の文さえ書き出せてしまえば、
続く文は、既知情報から述べていくため、自然と書く内容が決まります。
書く内容が自動的に決まることで、文章がスラスラ書けてしまうということです。
文章は速く書ける
前回紹介した”世界一ラクにスラスラ書ける文章講座”の本で学んだことでも、
十分すぎるほど文章力が向上しました。
ぜひ、見ていない方は、ご覧ください!
その上で、この既知から未知を実践するだけで、
文章作成がさらに速くなったと感じています。
文章を速く書けるようになるには、様々な方法がありますが、
既知から未知は、非常に使いやすく、便利な文章の書き方だと個人的には、強く感じました。
読み手ファースト
文章から多くの情報を取得する中で、
これからは、分かりやすい文章がより求められます。
その時に有効的なのが、この”既知から未知”の考え方です。
既知から未知で考えることを言い換えるとすると、
読み手のことをいかに考えられているかということです。
あらゆる文章が、読み手のことを考えたものになっていれば、
文章を読むことが好きになる人がより増えてくる。
そんなことも考えられるのではないでしょうか。
自分自身も、どんな人が見ても、分かりやすく感じれる文章を目指して、
これから文章作成に励んでいきたいと思います。
以上、”【一読で】読み手が理解できる文章作成”でした!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
また、次回お会いしましょう〜